管楽器修理・販売
Garage S (ガレージエス)


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  Buescher とは

 C.G Conn 社の工場長だったガス・ブッシャーは、工場長時代にアメリカではじめてサクソフォーンを作った人だと言われています。初めて作られたサクソフォーンはアドルフサックスのコピーだったと思われます。すぐにその吹きにくさに対する改良に着手したのでしょう。コーン社にしてもブッシャー社にしても、ダブルオクターブキイの楽器は極初期にしか販売されませんでした。また、アドルフサックスの楽器にあった独特の抵抗感やそこからくる音量の問題も、万人に受け入れやすいようにボア径の拡大やネックの角度、同時にマウスピースまでもが吹き易いように改良されました。こうして改良され始めたサクソフォーンに、大衆音楽の新たな流行「ジャズ」が重なりました。木管楽器のような音の操作性、金管楽器のような音量を併せ持つサクソフォーンは、ジャズにとってまたたく間に必要とされる楽器となりました。一方、時代的には大きな戦争があり、軍拡やそのための広報としての軍楽隊が世界的に必要とされました。また普通の人でも手軽にはじめられる楽器として流行した結果、大変なサックスブームが起こったようです。アメリカの楽器製造会社はこぞって各楽器の改良と増産をしました。経緯はわかりませんがそんな中でブッシャーは自分の会社を立ち上げて独立いたしました。会社の設立当初からブッシャー社にとってサクソフォーンは経営の大きな柱だったのでしょう。ここからは想像でしかありませんが、初めて作ったサクソフォーンがアドルフサックスのコピーだったため、そのすばらしさに感銘を受けたのではないでしょうか。だからこそ、吹き易く大きな音になっていく他社のサクソフォーンを横目で見ながら、本来サクソフォーンとはこのような音であるべきと言える楽器を作り出していきたかったのだと思います。アドルフサックスでは音色はともかく、いま一つだった音程や、ダブルオクターブキイの問題、スケール全体における音の均一性など、音色はそのままにそれらを改良した結果が初期のブッシャーのサクソフォーンだったと思えます。そこに追い風となったのがSigret Raschernの存在でしょう。元々、ブッシャーの楽器があったのか、ラッシャーの提言の元にブッシャーの量産品においてもあのような抵抗感の楽器となったのかは、定かではありません。しかし、2人の存在があったからこそ、アドルフサックスの改良発展型の楽器が生まれてくれたことに、感謝いたします。