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「Buescher (ブッシャー)とは」のページで書かしていただいた通り、初期のブッシャー社のサクソフォーンはアドルフサックス氏の現代発展型と言えると思います。そして、Sigurd Rascher の存在が大きいです。ヨーロッパのミュール氏に対するアメリカのラッシャー氏と表現されることがありますが、もっとシンプルに一人の音楽家兼サクソフォン奏者と考えてみたいと思います。フルートにおいてベーム式の音色とトラベルソなどの円錐管(逆テーパー管)の音色について、長い間論争がありました。「ベーム式の音は大きいがために空虚になる。円錐管の方が密度の濃い音だ」と言うような音色に関する論争です。アメリカでジャズにより独自の発展をはじめたサクソフォーンに対して、サクソフォーンとは本来アドルフサックス氏が作った楽器の音色であり、この音色で極限までの音楽を突き詰めてみるべきと言うのがラッシャー氏の提言です。それを実現させるための道具として、ブッシャー社の楽器とラッシャー氏監修のマウスピースがあります。楽器だけでなく、アドルフサックス氏はマウスピースについてもこのような形であるべきと提言し、ラッシャー氏はサクソフォーンの特許許可書に書かれたラージチェンバータイプのマウスピースをブッシャー社の楽器に合うカタチで、作らせています。ブッシャー社のマウスピースもこのデザインに準じていますが、ブッシャー社の方がより吹き易く感じます。 このような生い立ちから、ブッシャー社の楽器とラッシャーマウスピースの組み合わせを、アドルフサックス社の楽器の代わりまたは、より吹き易く音程の安定した楽器として使っていただきたいと思います。

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