管楽器修理・販売
Garage S (ガレージエス)


Garage S では管楽器の修理・販売の他、中古管楽器の               Garage S
買取販売や修理調整のみのご相談なども受け付けております。       愛知県公安委員会
〒470-2336 愛知県知多郡武豊町字山の神44-5                第542770801200号
 

 
  トップページ
  アドルフサックス社他在庫
  Buescherはじめました
    Buescher とは
    なぜ Buescher なのか
    おすすめのモデル
    調整について
    調整価格
    在庫販売
    TrueTone在庫1
    TrueTone在庫2
  その他中古楽器在庫
  低価格バスクラリネット販売
  マウスピース販売
  中古マウスピース販売
  マウスピースの違い
  管楽器修理・調整
  ご注文方法
  会社概要
  個人情報取扱
  特定商取引法
  問い合わせ
  きまぐれ日記

Facebookやってます。




〒470-2336
愛知県知多郡武豊町
字山の神44-5
TEL

  

お電話での受付時間
10:00~22:00

お問い合わせフォームからのご連絡は、24時間受け付けております。


  調整について

 ブッシャー社の楽器を吹いたことのある方は、あまりの吹きにくさに驚かれたことはないでしょうか。「TrueTone」など、古い楽器は特にその傾向が強いと思います。これは調整が非常に難しいからです。簡単にパッド交換出来るように「スナップ止め」と言う仕組みが組み込まれていますが、これによってパッドがトーンホールを完全に閉められなかったり、その状態がすぐに変化してしまいます。また現代楽器に比べて工作精度が低くガタが大きくあったり、古いために修理が繰り返されキイの動き自体がおかしかったりします。また、トーンホール面が大きくゆがんでしまっているものも多々見かけます。これらの処置をすべて本当にきちんと直そうとすると、大変な労力が掛かります。反面、きちんと仕上げられた「TrueTone」は、操作性に気を取られることなく、この楽器が持つ本来の音色などに集中できます。
 見本として仕上げたサテンシルバーの「TrueTone」を吹いていただいた方もたくさんいらっしゃると思います。キイシステムの不慣れは何ともなりませんが、アドルフ社からの流れで吹いて頂いたクラシック系の奏者の人からは、何の問題も無く吹けると感想をいただいております。また、ジャズ系の奏者の方々からも、以前吹かれたことのあるブッシャー社の楽器とは比べ物にならないほどの演奏のしやすさと感想を頂いております。ただし、この見本の楽器はアドルフの代わりの楽器として考えて調整しているため、アドリブを自由に吹くような吹き易さは持っていません。音量もあまり出せないのでジャズでの使用は難しいと言われています。これは全体の調整を吹き易い方向にすることで、かなり改善します。あくまでもアドルフの代用としての調整とお考え下さい。ビッグバンドの音量は難しいかもしれませんが、コンボやセッションで十分使えるようにはなります。
 リペアとしてこの楽器の調整の難しさを痛感していますが、それだけにきちんと調整された楽器の少ないことが、この楽器の評価を落としていることを遺憾に思います。
 オークションなど「TrueTone」は安く落札されることがあります。しかしほとんどの場合、まともに吹けません。また上記の理由などにより、調整済みの楽器であっても吹きにくいことがあります。現在、アドルフ代用楽器としての「TrueTone」の調整を承っております。また、アドルフ代用に限らず普通に使う場合にもより吹き易くしたい場合などご相談下さい。基本的には全タンポ交換による調整となります。スナップ止めのパーツはすべて取り外すか削り取らせていただいております。スナップ止めのままでタンポの安定を図るには数ヶ月を要する上狂いやすいので要相談と別途価格とさせていただきます。



ゲージを使った光もれによる平面検査。トーンホールが許容範囲を超えてゆがんでいることが多いので修正します。
管体銀メッキの場合は簡易メッキによる修正を行います。管体ラッカーの場合表面の処理はバリ取りとクリーニング
のみです。



全体の開きは狭めとなります。右手人差し指キイの開き4~6mmの間でその楽器を吹きながら合わせていきます。低音域でウルフが出たり、オクターブ「ラ」の切り替えで「ズー」音が入ることがありますが、アドルフサックスでの奏法と音量調整をすれば問題なく吹けます。ただし、ジャズで使う場合はご相談させて下さい。スムーズな音のつながりや音量が欲しい場合は7~8mmでの調整を考えています。
2016年、研究成果により、より狭いひらきのセッティングへと変化しています。


ネックは可能な範囲内で抵抗を重めにセッティングします。これもアドルフ代用を考えての
調整になります。ネックコルクを45mmくらいの長さにしたり、軽さがどうにも解消されない場合は
別の方法を相談させていただきます。
「TrueTone」におけるアドルフ代用楽器の調整の柱は二つ、とにかくトーンホールを正しく
塞ぐようにして吹き易くします。その上で、アドルフをイメージしながら吹き易さと抵抗感の
バランスをとって行きます。